大学生活開幕
桜が満開だねーと言われる度に「僕の桜は散りましたけどね。」といちいち脳内で注釈を入れてしまう、面倒臭くてしつこい男ことケビンです。
いよいよ大学での授業が始まったわけですが…早くも戦意喪失しかけております。
大学のWiFiでTwitterやクラロワを見るのも飽きてきたので久々に4月1日あたりから振り返ってみたいと思う。
【4月1日】
ガイダンスをやってから入学式という謎日程。
ガイダンス中は新元号の発表があり、誰も心臓マッサージのガイダンスを聞かず。前の3人組に至ってはワンセグで菅官房長官こ会見を見ていた。ちなみに後ろに座っていたので僕も見ることができた。ありがとう。
ガイダンスで友達を作るという夢を見事に砕かれた後パシフィコ横浜とかいう謎の会場へ移動。ソロプレイヤーだったためうっかり周りを内部生に囲まれた席に誘導されてしまった。彼らが突然立ち上がり肩を組んで歌い始めた辺りから記憶を失った。圧倒的疲労感のまま帰宅。最高の滑り出しと言える。
【4月2日】
朝からネットワークのガイダンスだった。この後奇跡的に同じクラスの初対面の5人で集まる事になりこの人達とは結構話した。割と仲良くなった気がその時はしていたがこの時以来話していない。というか会ってない。この先仲を深める機会があるのかは疑問である。
この後さんざん待たされ、学生証が交付された。これがクラス全員が初めて顔を合わせる機会であり、突発的に〜チキチキLINE交換大会〜が開催された。当然クラスの一員なので「ウェイウェイウェイウェイwwwww〜!!」と雄叫びを上げながらLINE交換に便乗。正直ほとんどの人の名前覚えてない。皆いい人そうだったが疲れ果ててしまったため1人帰宅。
【4月3日、4日、5日】
新入生歓迎会?通称新歓期間が幕を開けた。初日は昼から重役出勤したためかビラを2、3枚しか貰えず撤退。1人だけ声をかけてきたお兄さんにもイライラしてそうだけど大丈夫?と聞かれてしまった。そんなに渋い顔してたのだろうか…
正直この大学を早くも辞めたくなっていたが気を取り直して翌日あさイチで行くと結構貰えた。どうやら朝はチャラいお兄さん、ケバいお姉さん達も気合いが入っていたらしい。信じ難いことに彼らも人間であったらしく、昼は流石に疲れて多少テンションが下がっていたようだ。さらに向こうからは1年、2年の区別がつかないようなので1枚ビラをもらったらそれを高々と掲げておけば自ずと貰えるという研究結果も出たので参考にして欲しい。
この3日間を終えて出てきた感想は、僕は一対一で話す分には特に問題ないが複数人の中に放り込まれるとかなりやりづらくなるという事だ。Skypeでグループ通話等を5人くらいでやってると大体1人くらいは喋らなくなる奴が居るという事を経験した事はないだろうか。まさしくそのタイプだ。
こうして授業が始まる前に既に辞めたくなっていたがせっかく入学したので授業が最高に楽しいことに一縷の望みをかけた……
が、普通につまらなかった。パワーポイントをカメラでパシャパシャしてあとは寝るだけの奴に囲まれるし(記者会見かよ)、話しかけてくれる優しい子も、妙に絡んでくる変な奴も、宇宙人、未来人を募集して部活を作ろうとする人も(これは高校か)居なかった。というか僕が自分で隣に人がいないところを選んで座っていた。この1年間で積極性という概念を失っていた。
クラスに1人は友達を作った方がいい。先輩にそう言われた。それはつまり裏返せば作らないとヤバいという事だ。だが浪人していた1年間で誰とも話さないという大記録を保持する僕に死角はなかった。まさに陸の王者()である。ヤバい状況下で妙に焦らない癖がついてしまっており、1人で困った時誰かに助けを求めるより自分でなんとかしようとする人間になってしまった。
もうクラスにはグループが何となく出来始めている。本当に詰み始めている…ヤバいとは思いつつも行動しない…
馴染めなかったら仮面浪人して他大学に行けばいいという考え方もある。しかし僕は高校時代の同期で仮面失敗している人を知っている。仮面浪人というのはそれほど大変な事なのだろう。そもそもこの状況は大学が原因というより自分の超消極的な姿勢が原因なのは明らかである。つまり大学を変えたところで同じような苦しみが待っているだけなのである。どの方向へ行くにも自分を変えないといけない。なかなかどうしてきつい。
浪人時代は辛くて当たり前だ、辛くない方がおかしい、むしろ辛くあるべきだ。と思っていた……が、驚くべき事に今は一応大学生なのである。つまり楽しくないとおかしいのである。にもかかわらず人生の夏休みとも呼ばれる大学生活が全然楽しくない。正直予備校の授業の方が面白かった。そもそも浪人の後半戦はキツかったけどやることは決まっていたので気持ち的にはある意味楽だった。
浪人して多少勉強ちょっと楽しいかも?と思えた気がしていたがそれもいつまで持つのか。落ちて悔しい気持ちも風化してきているのではないか。案外大学の生活は厳しそうである。そんななかで両立できるのか。特に数三やってない生徒に配慮せず、自己満足でベラベラとハイスピードで講釈垂れていたあの教授を名乗るハゲ散らかした男には苦しめられそうだ。
僕は嫌いな野菜は先に片付けてしまって、憂いをなくしてから好きな食べ物を思う存分楽しむタイプの人間だったのだが、どうやらこの野菜が一瞬では食べ切れる量ではなかった場合の対処法を持ち合わせていなかったらしい。というわけでここ最近の現実は食っても食っても終わらない野菜地獄のようである。そしてこれを食い切った先に美味しいものが残っているのかも謎だ……
終わり時が見えなくなってきたので今回はこれで終わります。