仮面浪人生活振り返り(実録篇)
中二で合宿に行った際の練習中に友達と衝突して歯を折ってしまった事があるんですが、神経はもう死んでいるのに折れた歯を無理やりくっつけて見せかけだけは保つという小賢しい真似をしていたら先日サンドイッチを食べた拍子にぽきっと折れて差し歯確定宣告を受けた男ケビンです。絶望なう。
今回の趣旨
一昨年の仮面するか迷っている時期(春~秋)に、仮面する意義を見出せなくてひたすら浪人生のブログを読み漁っていたんですが、日記的な形で気持ちとか一日ベースの記録を中心に書いている人が多かった一方、具体的にどのようなスケジュールにだったのか(例えばセンター試験前後はどんな感じだったのかとか)がイマイチ分からず、不安が解消されなかった記憶があるので、今回は月ベースで何をやっていたか、仮面浪人をするとしたらどのようなスケジュールで活動する事になるのか、という事を(あくまで一サンプルに過ぎないですが)、イメージが湧きやすいように具体的に書いていこうと思います。
三月
・受験終了(一浪)
・落ちた勢いで本ブログ開設。
・0.1666点差で落ちた事を知り、微妙な気持ちになる。
・最初はやり切ったと思っていたが次第に微妙な気持ちになり、傷をなめ合い用に新たなTwitter垢を作る。
四月
・入学式。応援団の勢いと肩を組んで歌い出した在校生に圧倒される。
・初めてスーツを着たこともあり、心機一転ここで頑張ろうと思う。
・新歓で疲れ果てる、軽めのバスケサークルに入る。
・本格的に授業始まる、時間割決める、パソコン買う、クラスの人との関わり増える。
・英語の簡単な本を図書館で借りて読み始める。
五月
・浪人時代の教材を整理、感傷に浸る。
・クラス会に参加。
・線形代数、マクロ経済むずくね?
・現役、一浪共に行かなかった五月祭に何故か参加。ブログ読みが趣味になっていたので東大多浪本を買う。
・悩む余り、夜の公園で○○塾、〇会に仮面浪人の相談の電話をする。
六月
・自分探し的なサイトを読みふける。
・オナニーマスター黒沢読んで沁みる。
・大学の行き帰りの電車で割と泣きそうになる。
七月
・大学初の期末試験。
・記憶が無い。
八月
・夏休みに突入するも暇すぎて逆に病む。
・悪い判定をとって諦めるために東大模試を受ける。
・台湾に旅行、大凶的なおみくじを引く。
・今更受かった所で万事解決になるとも思えず決め手に欠ける。
・気分改善のため朝散歩を始めるが改善せず。
九月
・模試の成績返却されるもA判冊子掲載で逆に諦められなくなる
・10月のセンター出願期限が近づいてきた事もあり受験する方向に(九月下旬)。
・勉強記録付け始める。
・完全に出遅れているのでTwitterを辞める。
・21時まで図書館で勉強するように。世界史のタペストリー広げながら過去問解いている人いたなぁ…
十月
・センター出願。過去との決別のためという理由で、受験を決意。
・ブログで受験を宣言、どんな結果であれ今年で受験を終える事も一緒に誓う。
・センター模試受けるat早稲田大学。
・禁欲生活始める。
十一月
・イチョウが滅茶苦茶綺麗。
・東大模試(秋)受ける。
・禁欲二か月で終了。
・一日8話の無料漫画が生き甲斐に。孤独すぎて漫画のコメント欄が滅茶苦茶面白く感じる。
十二月
・センタープレテスト受ける。
・男女混合の音楽系サークルと帰りが一緒になる事が多くてあまりの眩しさに舌を噛み切りそうになる。
・空の写真が異常に増える。上を見る機会が増えたから?涙が零れないように
一月
・なんとなく成人式参加、センター五日前なのであまりテンション上がらず。
・三回目のセンター、過去最高にプレッシャー。二度と受けたくない。
・なんとか92%を取り過去最高点をマーク。でも二度と受けたくない。
・センター直前から大学の期末テスト始まる。
二月
・東大入試本番。
・一日目の数学であまり上手くいかず、ヘラりかけるが一浪目の経験を生かして切り替える。
・受験太り解消のためにランニング始める。
・解放感。
三月
・東大合格。
・在籍大学の退学の手続きと東大の入学手続きを行う。退学の手続きは合格発表後でも間に合う。(僕の所は、なので気になる人は教務課に電話してもいいかも)
・担任にだけ合格報告したら同学年の奴にバラされる。
要約
・三~九月まで受験するか大いに迷う(この時期が一番辛かった)。
・九~二月、受験に集中。
ワンポイント解説
サークル
四月に一応入サー。(活動拘束時間が)軽めのサークルを選んだが、男女混合で思ったよりもつまらなかったり、毎回来るという感じの人が少なくてあまり仲いい人を作り切れなかったりして秋学期以後は行かなくなる。まぁ合宿とかに行かなかった僕が悪い説は濃厚。
友人関係
四~五月、結構積極的に話に行ったため、ある程度は話すようになる。六月後半から人生に疲れて段々一人になりがちに。夏休みを経て、席が固定の授業で隣の人と少し話す以外は人と会話しなくなる。大学で誰とも話さずに終わる日も結構ざらだったので、孤独に耐えきれなさそう人は一人は相談できる大学の友人を作る事をおすすめします。
大学の授業出席・成績
一回遅刻したがそれ以外は皆勤した。でも取捨選択することも大事だと思う。皆勤する事がいい事なのではなく、出られる授業だけ取って、惰性で切る事はなるべくないようにする事が大事なように思われる。授業で大学に行くのは生活習慣崩壊を防ぐ効果も期待できるので全部切るのはお勧めしない。
(前期の時間割・成績)
週15コマ、GPA3.55(線形代数B、統計B、それ以外はS)、一日3コマより多く取るとキツいという感覚を得る。
(後期の時間割・成績)
週9コマ、GPA3.5(英語セミナーA、線形代数A、それ以外はS(統計とマクロは勉強し直した))
上限まで取ると後3コマ般教を入れられるが、辞めた。英断だったかもしれねぇ。
結果、通年でGPA3.53、38単位取得。ちなみに単位は東大には一切引き継いでいないので良い成績を取っても無駄と言えば無駄だったが、大学は無駄なこと(短期的には無駄に思える事)を学びに来ている場なのでしょうがない。でもリアぺとか書くときに去年やった内容が活きる場面はまぁまぁある。
センター前後
1月13日成人式→1月18日期末試験(英語セミナー)→1月19・20日センター試験→1月21日~28日期末試験
成人式は行くか迷ったが、行かないとなんでこなかったの?と聞かれそうだったので高校の方だけ行くことにした。成人式に行く代わりに其の前までは集中するという考えで正当化。センターと期末試験が被らないかは学部に依るので注意。授業自体には出ていたので、期末試験の負担はそんなに重くなかった。期末試験期間中は大学の事だけをやると決めていたので受験勉強は一旦辞めた。
二次試験まで
期末試験が終わってから本番まで一か月はあるので焦り過ぎず受験に集中。期末試験でやれていなかった分、センター後特有のゆるみもあまりなく過ごす。ひたすら過去問回す。受験が終わったら一気に自由時間が増えて頭おかしくなるのでやりたいことリストとか作っておいてもいいかも。
一日の活動スケジュール
・前期:暇な時間に英語の本読む、去年やらなかったプラチカを暇な時にやるくらい。
・後期:朝は弱いので起きれず。奇跡的に1限に必修が無かったので毎日9時くらいに起床。基本的に3、4限と5限終わった18時から閉館(21時)までで大体5時間〜5時間半位は自習に確保出来る。通学時の電車で単語帳や英語の本読んでる時間で1時間半、家に帰ってからしんどいが1〜1時間半くらいやって就寝。こんな感じで平日でもやれる日は7〜8時間はやっていた。ただ死んでる日も多く、十一月前半とかは二時間とかいう日も結構続いていた。遊んでたというよりは多分大学の課題が色々重なっていた時期だったと思われる。
予定管理
一人で過ごす事が多かったこともあり、スケジュール管理はしっかりするようになりました。大学の予定と受験の予定で分けてから自分の大まかな予定を立てるといいと思います。あまり綿密にやり過ぎてもどうせうまくいかないので模試までの期間から逆算して一日のやる事を決める、みたいな感じが良い気がします。
仮面浪人は時間が無いので、とにかく焦ると思うんですが、予定とやる事をノートに書いて一つ一つ潰していく事で今までやってきたことが目に見えるようになるので、焦り過ぎて夜布団に入ってから値付けない人とかはお勧めです。いくらストイックな人でも可視化しておけば、「完璧でない」と思うことはあっても、「この分はやった」という事は否定できなくなるはずです。
終わりに
今回は具体的な仮面浪人の生活のイメージを持ちやすくするために自分の一年を振り返ってみました。仮面浪人は成功率が低いとか、百害あって一利なしとか、仮面浪人という選択肢だけはないって!とか言われているので、中々踏み切れない人も多い(というか自分がそうだった)と思いますがいかがだったでしょうか。参考になれば幸いです。次回は他の人にはあまり参考にならないであろう自分の心情的な部分を中心に振り返っていきたいと思います。
お気に入りの撮影スポット(構内)だったが撮る度に他界他界したくなって困った。